神道スタイル

■神道的知恵とは何か。神道的生き方とは何か。

(1) 神道は、地球(大地)のパワーをもらうことによって魂の活性化を図り、地球(大地)の神々をまつることによって共同体の活性化を図ることを目的とする宗教である。

(2) 地球(大地)の万物には神が宿る。なぜなら、地球(大地)および地球の生態系は、地球誕生からの叡智の結晶だからである。私たちは地球 (大地)の大いなる知恵(八百万の神の御心)に従って生きるべきである。神道にはいわゆる教典はないが、これは教えがないということではない。 「地球の知恵(八百万の神々の御心)に従って生きなさい」というのが神道の「教え」である。

(3) 「地球の知恵」とは何か。これは地球誕生から現在に至る地球の歴史を眺めれば理解することができる。現在の地球は、実に多種多様な生物が緊密に連携しながら繁栄している。すなわち、地球の知恵とは、このような世界を作り上げている至高なる存在の叡智(指し示す方向性)ということである。だから、私たちは、地球生態系(生物多様性)をより豊かにするために行動すべきであり、地球生態系(生物多様性)を破壊する行為をしてはならない。

(4) 私たちは、地球(大地)の知恵に従うことによって、地球(大地)からパワーをもらうことができる。なぜなら、私たちは地球(大地)から生まれてきたのであり、私たち自身も地球(大地)の知恵の延長上にある知恵の塊だからである。私たちにとって、地球(大地)の知恵に従うことは最も自然な生き方であり、私たちのパワーが最も発揮される生き方である。

(5) 「神道」の語意は、神々が辿ってきた道ということである。私たちは、神々が辿ってきた道を理解し、その道に敬意を払うべきである。神が辿ってきた道とはすなわち地球(大地)が辿ってきた道である。私たちは、この地球の歴史を理解し、地球が辿ってきた過程に敬意を払い、それに従うべきである。私たちは、この地球が奇跡の星であり、私たちは地球でしか生きられないことを理解すべきである。

☞神道とは何か