高尾山

■新宿から京王線で54分、高尾山口駅に到着します。高尾山は都心からのアクセスがよく、私にとっても自分の庭のような場所です。

■子どものときにはじめて乗ったケーブルカーの興奮は令和の時代になっても変わらないようです。高尾山ケーブルカーは、昭和2年(1927年)に営業が開始され、百年足らずの歴史があります。ふもとの清滝駅(海抜201m)から山腹にある高尾山駅(海抜472m)までを約6分で登ります。

 

 

■高尾山薬王院は、天平16年(744年)に、聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として行基により開山されました。その後、南北朝時代の永和年間(1375年)に、京都醍醐山より俊源大徳が入山して、飯縄大権現(いづなだいごんげん)を勧請しました。

■典型的な神仏習合で、本堂には薬師如来と飯縄権現が祀られ、その先の本社(権現堂)には鳥居があり、飯縄権現が祀られています。現在は真言宗智山派の大本山として、成田山新勝寺、川崎大師平間寺とともに三大本山として知られています。

■薬王院へと続く参道(右写真)の杉の巨木は現在15本、樹齢は約700年と言われています。大きいものは目通り幹囲7m、高さ45mあります。

■高尾山には、薬王院の表参道である1号路を含め、8本のハイキングコースがあります。私のお勧めは、麓から渓流を楽しみながら登ることのできる6号路(びわ滝コース)ですが、その他、吊り橋のある4号路や尾根づたいを歩く稲荷山コースなどバラエティに富んでいます。

 


■高尾山は標高599mの低山ですが、年間260万人が訪れ、世界で最も登山者が多い山と言われています。2007年には、ミシュランガイドの三ツ星観光地に選定されました。この日もたくさんの外国人が訪れていました。

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