■根津神社は、東京メトロ千代田線の根津駅から徒歩5分の場所にあります。4月下旬、ちょうど文京つつじまつりが開かれていました。約2000坪のつつじ苑には、シロヤシオなど約100種3000株のツツジが植えられています。
■根津神社の境内は、もともとは、5代将軍綱吉の兄・甲府藩主綱重の下屋敷でした。綱重は、将軍になる前に上州館林藩主であった弟・綱吉との縁から、ツツジの名所であった館林よりキリシマツツジを西側の丘に移植しました。これが根津神社のツツジの始まりと言われています。
■現在のツツジは、戦災で被災した社殿の修復が終わった後に、荒れはてていた丘に新しく増植したものです。
■現在の根津神社の社殿は、5代将軍綱吉によって、宝永3年(1706年)に建てられたものです。拝殿と本殿は、総漆塗りの権現造で、江戸の神社建築としては最大規模を誇っています。国の重要文化財に指定されています。