ワンネスの世界(死後の世界)を知る4つの方法

■死後の世界(ワンネスの世界)について、ここでは主として臨死体験者の体験談を中心に紹介していますが、死後の世界を知る方法には、4つのアプローチがあるようです。

(1) 死後の世界を体験した者が生還して、その世界の様子を語る方法。いわゆる臨死体験です。この例が最も多いと思われます。

㊟エベン・アレクザンダー(白川貴子訳)『プルーフ・オブ・ヘヴン 脳神経外科医が見た死後の世界』(早川書房、2013年)
㊟アニータ・ムアジャーニ(奥野節子訳)『喜びから人生を生きる! ~臨死体験が教えてくれたこと~』(株式会社ナチュラル・スピリット、2013年)
㊟木内鶴彦『「臨死体験」が教えてくれた宇宙の仕組み』(株式会社晋遊舎、2014年)

(2) 亡くなった者(スピリット)がスピリット通訳者を介して死後の世界を語る方法。

㊟エリック・メドフス(峰岸計羽訳)『死は終わりではない』(きこ書房、2017年)

(3) 催眠療法士が、被験者に対して退行催眠を行い、この世に生まれてくる前まで誘導することによって、生まれる前の世界を語らせる方法。この方法は、元来、前世療法と呼ばれ、被験者を人間に生まれる前の過去生に誘導することを目的としていましたが、思いがけず、過去生と現世との間の「あの世」を被験者に語らせることになったものです。この場合、被験者たちは、いわゆる「臨死体験」の経験者というわけではありません。

㊟マイケル・ニュートン(澤西康史訳)『死後の世界が教える「人生は何のためにあるのか」 退行催眠による「生」と「生」の間に起こること』(パンローリング株式会社、2013年)、マイケル・ニュートン(澤西康史訳)『死後の世界を知ると人生は深く癒される』(パンローリング株式会社、2014年)

(4) 外的刺激を完全に遮断することによって「あの世」を体験する方法。この方法により「あの世」を体験したのは、ジョン・C・リリーです。彼は、光や音を完全に遮断し、体温と同じにした水のタンクの中で、自分を浮いた状態とすることによって、自らを外的刺激から完全に解放することに成功しました。そうしたところ、彼は、黄金の光と暖かさと知識とに満たされた空間に入り込んだのです。

㊟ジョン・C・リリー(菅靖彦訳)『意識の中心 内的空間の自叙伝』(平河出版社、1991年)
㊟ジョン・C・リリー(菅靖彦訳)『サイエンティスト 脳科学者の冒険』(平河出版社、1986年)

■以上、4種類の方法によって語られる世界は、ほぼ同一といってよいものです。私たちは、身体から完全に解放されれば、あの世(全体意識の世界)を体験することができるのです。

☞死後の世界はどんな場所か