■スピリットたちは、転生をして様々な肉体や異なった境遇で生きることで、本来の資質を一層拡大させていきます。
■「そろそろ頃合いだと思わないか」という心の声を聞いたとき、また、アドバイザー(ガイド)との話し合いの中で、スピリットたちは、転生(次の人生)の準備をはじめます。
■スピリットは、アドバイザーとともに、これから生まれようとする場所の下見を行うことができます。その入口は強烈な光を放っています。スピリットはそこに吸い込まれていきます。
■スピリットは、これから生きる人生、まわりの環境などについてのパノラマを見ます。
■スクリーンを停止すれば、スピリットは、その場面に入り込むことができます。スピリットは、その場面の誰かになってその人の人生を経験することもできますし、別の場所からその場面を見守りこともできます。
■こうした下見の後、スピリットは、アドバイザー(ガイド)と十分に話し合いながら、どの家庭に生まれるかを自分で決定するのです。
■次の人生が平坦なものか困難なものかは、その境遇が自分にとってどれだけ試練(チャレンジ)となるか、自分の可能性をどれだけ広げられるかによって、スピリット自身で決めていきます。たとえば、弟が重い障害を持つことになるなどの情報を知った上で、スピリットは、その家庭に生まれるのです。
■転生が決まると、スピリットは、次の人生で関わることになる者たちとのミーティングに参加します。
■そこでは、次の人生の方向性を決めます。また、お互いを認識するための「しるし(合図)」が示されます。しるしは、人生で関わる重要な人たちを教えてくれるものであり、同時に、人生のターニングポイントを教えてくれるものです。(なお、実際に転生した後、このしるしに気付くかどうかはその人次第のようです。)
■新しく誕生するときは、過去生を思い出さないことをアドバイザーと約束します。それは、新しい人生を白紙の状態で学んだ方が創造性が高い人生となるからです。
■スピリットは、ワクワク感と不安感とを持ちながら、勇気を出して新しい人生に飛び込んでいきます。
■スピリットとガイドは猛烈なスピードで移動しはじめ、いつの間にかガイドはいなくなり、スピリットは長く暗いチューブの中を滑り落ちていきます。その後、温かくなって、自分が母親のおなかの中にいることに気付きます。そして、自分が赤ん坊の中にいることに気付くのです。
■スピリットは、自分の心と赤ん坊の脳とをシンクロ(融合)させます。
■赤ん坊が誕生するまでは、スピリットは、赤ん坊から抜け出し、気分転換に外に出て自由に遊ぶこともできます。
※マイケル・ニュートン(澤西康史訳)『死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」退行催眠による「生」と「生」の間に起こること』(パンローリング株式会社、2013年)、同(澤西康史訳)『死後の世界を知ると人生は深く癒される—退行催眠67ケースから分かった魂の誕生、記憶、そして運命』(パンローリング株式会社、2014年)参照。