ワンネスの世界での自己

■その世界では、自分には身体はなく、自分自身が光の点または光の塊(エネルギー体)として存在しているように感じます。ここでは、こうした自己を「私」または「スピリット」と呼ぶことにします。

■スピリットには、自分が皮膚を境に外界と仕切られているという感覚はありません。

■その世界では、自分がとても大きく、強力で、すべてを包み込んでいるように感じられます。自分が、価値ある存在であることを強く感じます。

■その世界では、私は全宇宙とつながっています。自分の認識が拡大すると、自分が宇宙そのものになったと感じられるほどです(無限の自己)。

■その世界では、すべてがつながっています。その織り込まれた統合体は、人間、動物、植物、昆虫、山、海、生命のないもの、そして宇宙全体をも含むように感じられます。宇宙は生きていて、意識で満たされています。その意識は、すべての生命や自然を包み込んでいます。私たち(スピリットたち)はすべて、その統合体の一側面なのです。私たちはひとつであり、一人一人が集合的全体に影響を与えています。

■その世界では、自分のこれまでの人生も、出会ったすべての人、もの、状況の中に、複雑に織り込まれています。そのタペストリーには、自分が関わったすべての人の人生が織り込まれています。自分の人生は一本の糸に過ぎませんが、そのタペストリーを完成させるための不可欠の要素であることを、私は強く感じています。

■その世界では、自分の過去生を眺めることもできます。スピリットたちは、この世で生きる以前に、様々な人生を経験しています。その過去生は動物や昆虫である場合もあります。スピリットたちは、自らの過去生を振り返ることによって、自分の魂を成長させていきます。

■その世界では、スピリットたちは、思考ではなく、心(感情)がすべてを支配し、心(感情)に従って行動します。

■その世界では、人種、性別、年齢、文化、宗教、地位などは何の意味もありません。

■その世界では、ネガティブな感情を引きずるということがありません。

■スピリットたちは身体を離れても、身体があった時の痕跡(記憶)はいくらか残しています。それは、さらに前の前世の記憶も同様です。だからスピリットごとに一定の個性(癖)があります。

■その世界において、私は完全に自由です。

■その世界では、自分が単独で動いているというよりも、あらゆるものとの調和の中で動いているという感覚です。

■その世界では、私は無条件の愛に包まれます。無条件というのは、その愛を得るために、自分から何かをする必要がないという意味です。

■その世界では、「あなたは絶対的に愛されている」、「あなたは何も恐れることはない」、「あなたがすることは何ひとつ間違っていない」というメッセージが伝えられます。それを受け取ると、たとえようのない安心感に包まれます。

☞死後の世界はどんな場所か