■JR沼津駅から江梨までバスに揺られること70分、そこから徒歩で50分。やっと大瀬崎(おせざき)に着きました。さらに県道をのぼった「吟道之碑」付近からの眺望です。富士山の裾野が駿河湾にまで達しています。
■大瀬崎は、海流によって運ばれた土砂が帯状にたまってできた「砂嘴(さし)」という地形です。砂嘴全体が大瀬神社(おせじんじゃ)の神域となっています。先端に位置する神池は、海に囲まれているにもかかわらず淡水の池であり、多くの鯉が群れています。
■神池の周囲にはビャクシンの樹林帯がみられ、国の天然記念物に指定されています。その中でも岬の先端にある巨木が大瀬神社の御神木とされています。樹齢は1500年以上と推定されています。