■京都市の北東、鴨川(左)と高野川(右)の合流点に下鴨神社(しもがもじんじゃ)はあります。正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)、古代の京都を開いた賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと) とその娘玉依媛命(たまよりひめのみこと)を祀っています。
■鴨川と高野川の合流点の中州一帯の原生林を糺の森 (ただすのもり)と言います。下鴨神社はその中にあります。
■糺の森とは何とも意味ありげな名称ですが、おそらく元来は、何もない中州(只洲)にできた森という意味だと思われます。
■玉依媛命をまつる東本殿と賀茂建角身命をまつる西本殿が国宝に指定されています。元来、本殿は式年遷宮が行われてきましたので、現在の建物もそれほど古いわけではなく文久3年(1863年)に建立されたものです。右の写真は重要文化財の舞殿です。