寒川神社

■寒川神社(さむかわじんじゃ)の境内は、拝殿前の広場と相まって、開放的な空間を作っています。本殿および拝殿は、平成9年に竣功した総檜造りの新しい建物です。

■拝殿は、外拝殿と内拝殿の二重になっており、背後に、祝詞殿と本殿が続いています。

■寒川神社は1600年の歴史をもつとされ、927年(延長5年)にまとめられた延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)でも、延喜式内社(名神大社)に列せられています。

■すぐ近くを相模川が流れ、そこからは大山や富士山を望むことができます。今では相当内陸にありますが、古代には相模湾がここまで入り込んでおり、神社は相模川の河口に位置していたと推定されています。

 

 

 

■寒川の語源は、氷川と同じだと考えられます。すなわち、冷たい泉の湧くところということです。本殿の真裏が「神嶽山神苑(かんたけやましんえん)」として整備されており、その中に、難波の小池(なんばのこいけ)という泉があります。1月2日の追儺祭では、この池の水を竹筒に汲んで神前に供えた後、境内に撒き邪気を払う行事が行われます。

 

 

■参道は、JR相模線の踏切近くの一之鳥居から始まり、1㎞ほど続いています。途中には二之鳥居、境内入口の三之鳥居があります。すぐ脇を流れる目久尻川の菜の花が鮮やかでした。

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